[公募情報] 塚原仲晃記念賞

塚原仲晃記念賞の趣旨

脳の記憶・学習のメカニズムを知ることに一生を懸け、世界的な研究成果を発表し続けてきた塚原仲晃教授(大阪大学基礎工学部)は、昭和60年8月、日航機事故により、夢半ばで不慮の死を遂げました。塚原教授の業績を称え、記念するために本賞が設けられました。生命科学の分野において独創的な研究を行っている50歳以下の研究者を対象に、賞牌および賞金100万円が贈呈されます。
詳しくは財団ホームページ(http://www.bs-f.jp/tsukahara.html)をご覧下さい。


  塚原仲晃博士の業績とプロフィール

1933年、京都市生まれ。東京大学医学部で時実利彦教授、内薗耕二教授、伊藤正男助教授(当時)などに脳研究の指導をうける。36歳で大阪大学教授に就任。医学博士。

脳の記憶・学習のメカニズムの解明をテーマとし、脳のもつ柔軟性すなわち可塑性と発芽の研究で「可塑性の塚原」として世界に知れわたる。50歳を転機に、発芽の分子過程の解明に向けての研究体制づくりを進めていたが、1985年8月12日夜、日航ジャンボ機123便に乗り合わせ、御巣鷹山にて没。51歳であった。
 

著書に『脳の可塑性と記憶』紀伊國屋書店(1987年刊)がある。

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