- 趣旨
「成体脳のニューロン新生」の発見者であり、発達神経科学の分野で顕著な研究成果を上げたJoseph Altman博士の業績を記念し、同分野で目覚ましい研究成果を上げ、将来一層の活躍が期待できる若手研究者を顕彰する。
- 賞の対象
組織、細胞レベルの発生神経生物学研究。ただし胎生期・発達期の事象に限定せず、成体ニューロン新生やその生理的意義、老化・病態時の変化も含む。応用研究は、原則として賞の対象としない。
- 選考
1) 候補者は毎年公募、及び選考委員会の推薦による。
2) 応募者の中から原則1名を選考する。
3) 受賞者の選考は、選考委員会が行う。選考委員会の構成は細則で定める。
- 応募資格
博士取得後(原則として)20年以内。(日本神経科学学会の会員に限定しない。日本国内だけでなく世界を対象とする。)
- 審査対象
提出論文3本 募集締切前5年以内に発表された応募者が責任著者である論文1本と、その他発表年度に係わらず責任著者又は筆頭著者の論文2本の計3本の論文を審査対象として決定する。なお、総説は審査対象には含まれない。
- 受賞者の義務
受賞年の日本神経科学大会で講演を行う。(海外の受賞者で航空機を利用する場合はエコノミークラスと宿泊費を支給する。)
- 顕彰
受賞者には、ジョセフ・アルトマン記念発達神経科学賞(賞状、及び賞金1万米ドル)を授与する。
- 授賞式
日本神経科学大会において表彰し、研究助成金を贈呈する。
ジョセフ・アルトマン記念発達神経科学賞選考細則
- 選考委員会
- 1) 選考委員会は6名の選考委員で構成する。
- 2) 選考委員(委員長を含む)は日本神経科学学会の会員であることを原則とするが、日本在住でない適任者(2名まで)についてはその限りではない。
- 3) 選考委員の任期は4年とする。
- 4) 2年ごとに半数の委員が交代するものとする。
- 5) 委員長の任期は一期とし、終了後は委員も退任する。
- 6) 次の委員長は継続委員の中から選考する。
- 7) 委員長、委員は会長が推薦し、理事会での承認を必要とする。
- 応募
- 1) 応募は日本神経科学学会ウェブサイトの特設ページから受け付ける。
- 2) 応募者は、3編の論文(5.審査対象の規定に従った論文のPDF)、申請書(HPからダウンロード)の3点をアップロードする。出産・育児のために、研究活動を中断した期間がある場合は、履歴書に記入することができる。
- 3) 公募の締切りは毎年1月31日とする。
(附則)
本則を平成28年11月1日より施行するにあたり、委員の半数(委員長を含む)は任期2年、他は任期4年とする。この場合の各委員の任期については、委員長が定める。