京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)
精神・神経生物学グループ(雨森グループ)
特定助教または特定研究員(ポスドク) 募集要項
2024年9月5日
京都大学から申請していたヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)の設立構想が文部科学省WPI拠点として採択されたことを受けて、平成30年10月30日付で京都大学高等研究院にヒト生物学高等研究拠点が設置されました。
ヒト生物学高等研究拠点では、精神・神経生物学グループ(雨森グループ) 特定助教または特定研究員(ポスドク) 採用のため、以下のような公募を行います。
1. 職位
特定助教または特定研究員(ポスドク)
2. 採用人数
1名
3. 所属・勤務場所
京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点
〒606-8501 京都市左京区吉田近衛町
(変更の範囲)大学が在宅勤務を許可又は命じた場合は、勤務場所に自宅等を含む
4. 資格等
- 博士の学位を有する者。(取得見込みの者を含む)
- 優れた研究業績・研究能力等を有する者。
- 自分自身の研究プロジェクトを管理、発展させることができる者。
- 英語による高いレベルのコミュニケーションが可能な者。
5. 着任時期
2024年11月1日以降(委細応相談)
6. 任期・試用期間
2024年11月1日以降のなるべく早い時期(応相談)~2025年3月31日まで
(雇用期間終了後、更新の場合あり。最長2028年3月31日まで。契約の更新は、契約期間満了時の業務量、勤務成績、態度、能力、従事している業務の進捗状況、雇用されている外部資金の受け入れ状況等を勘案して判断する)
試用期間6か月
7. 勤務内容
ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)では、ヒト及び非ヒト科霊長類を主な研究対象とし、ヒトに付与された特性の獲得原理とその破綻を究明する先進的ヒト生物学を創出、革新的医療開発の礎を形成することを目指します。本研究拠点の主要目標は、1)ヒト生物学の基幹領域、特に生殖・発生・発達・老化さらには遺伝・進化の分野において、ゲノム制御解析や病態モデルの作製を集中的に推進し、傑出した成果を輩出すること、2)多分野を融合した学際的な方法論により種差の表出原理を解明し、モデル生物から得られた知見をヒトへと適切に外挿すること、3)霊長類での難病モデルの作出や遺伝子機能の解析を推進すること、4)鍵となるヒト細胞系譜や組織の再構成系を樹立し、多層的な情報に基づく厳密な検証を行うこと、5)ヒトや非ヒト科霊長類の試料の適切な使用に関する倫理や、創出される研究成果の意義や価値に関する哲学を創生することです。
ASHBi では拠点のミッション遂行を加速させる能力を有した特定助教または特定研究員(ポスドク)を募集します。精神・神経生物学グループ(雨森グループ)では、マカクザルを用いた神経活動の記録および神経モジュレーションを通じ、価値判断や意思決定の変容に関わる脳機能の解析を行っています。特に、(1)化学遺伝学やマイクロスティミュレーションを用いたニューロモジュレーション、(2)行動課題中の神経活動記録、(3)新規刺激法の開発、(4)神経データ・大規模ネットワークおよび行動データの数理解析、(5)精神疾患に関連する遺伝子解析の分野で、優れた研究を遂行できる研究者を求めています。認知神経科学や神経生物学に強い興味を持ち、ヒト生物学および関連分野をリードする意欲のある方、さらにグループの研究方向性に即してサルの神経科学に深い関心を持ち、協力的かつ意欲的に研究を進められる方が望ましいです。
8. 勤務形態
専門業務型裁量労働制を適用しない場合は、週5日8:30~17:15勤務(休憩12:00~13:00)
- 専門業務型裁量労働制(週38時間45分相当、1日7時間45分相当)
- 超過勤務を命じる場合あり
休日:土・日曜日、祝日、年末年始、創立記念日
9. 給与
本学支給基準に基づき、能力・経歴により決定(年俸制)
10. 手当
通勤手当、賞与、退職手当等は支給なし
11. 社会保険
文部科学省共済組合、厚生年金保険、雇用保険及び労災保険に加入
12. 応募締切
適任者が決まり次第、募集を終了
13. 選考方法
書類選考及び必要に応じて面接選考を実施
14. 応募方法及び必要書類
応募書類は、記入要領(“Application Guidelines”)に従い英語で作成し、電子メールに添付して提出してください。
15. その他
提出いただいた書類は、採用審査にのみ使用します。正当な理由なく、第三者へ開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。本学における男女共同参画推進施策の一環として、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(男女雇用機会均等法)第8条の規定に基づき、選考において評価が同等である場合は、女性を優先して採用します。
京都大学では、受動喫煙の防止を図るため、すべてのキャンパスにおいて喫煙場所に指定された場所を除き、屋内外での喫煙を禁止しています。