シンガポール南洋理工大学・医学部(LKCMedicine)
佐伯研究室・ポスドク募集
募集内容:
佐伯研究室では、博士研究員(ポスドク)を2名募集いたします。
当研究室では、 1)細胞内における脂質恒常性メカニズムの解明、2)神経細胞における脂質輸送機構とその機構破綻による神経変性疾患への影響の解明、の2点に焦点を当て、細胞生物学、および、線虫の遺伝学を組み合わせて研究を行っております。
近年の研究により、小胞輸送を介さない膜接着部位における脂質輸送が細胞内の脂質恒常性に重要な役割を担うことが明らかになってきました。本公募においては、コレステロールやリン脂質の細胞内輸送機構に関して、細胞生物学および神経研究を推し進めてくださる方を募集します。
LKCMedicine (Lee Kong Chian School of Medicine)は、イギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンとシンガポールの南洋理工大学(NTU)の合同医学部として2010年に発足致しました。シンガポールの中心部に位置し国際色豊かな環境のなか、非常に活発に研究が行われております。NTUは、シンガポール国立大学とともにシンガポールで双璧をなす名門国立大学として世界的な大学ランキングにおいて年々順位を上げております。研究主宰者の佐伯は、2021年に欧州分子生物学機構(EMBO)のEMBO Global Investigatorに選出されており、EMBOのサポートの支援のもと研究に励んでおります。また2023年より、熊本大学生命資源研究・支援センターの客員教授の称号を付与されており、日本との繋がりも深く、日本とシンガポール間での研究交流にも盛んに参加しております。
シンガポールの活気あふれる環境のなか、ユニークな研究にチャレンジしたいという方々の応募をお待ちしております。
関連ウェブサイト:
勤務先:
Cell Biology and Molecular Neuroscience Laboratory
Neuroscience & Mental Health Programme
Lee Kong Chian School of Medicine, Novena Campus
11 Mandalay Road, Singapore 308232
採用時期:
決定後、なるべく早く(応相談)
任期:
1年以上、更新可能
給与および待遇:
Lee Kong Chian School of Medicineの規定に準ずる。
応募資格:
- 博士号を所得されている方、あるいは取得見込みの方。
- iPS細胞或いは線虫を扱ったことのある方、もしくは細胞生物学の研究経験のある方を優先しますが、研究に対する熱意があれば、必須ではありません。
応募書類:
- これまでの研究の概要を記載したカバーレター。
- 履歴書(写真添付)に業績リストおよび推薦者2名以上の連絡先を記載したもの。
応募締切日:
定員に達し次第終了。適任者を決定するまで継続します。
選考方法:
書類審査および面接(Zoomを用いて行います)。
問い合わせ・応募書類送付先:
応募書類2点を、佐伯恭範までEmailにて添付ファイルとしてお送りください。
佐伯恭範(Yasunori Saheki)M.D., Ph.D. Associate Professor of Cell Biology and Neuroscience
Assistant Dean, Faculty Affairs
EMBO Global Investigator
Lee Kong Chian School of Medicine
Novena Campus, Clinical Sciences Building
11 Mandalay Road, Singapore 308232
Email:
yasunori.saheki@ntu.edu.sg