慶應義塾大学 WPI ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター(Bio2Q)
Jr. PI募集
慶應義塾大学WPI Bio2Q研究拠点(以下「Bio2Q」という)は、自由な発想で主体性を持ってBio2Q関連研究を強力に推進する研究者を、2023年度採用のJr. PI(特任准教授または特任講師)として募集します。
制度の概要
WPIプログラムは世界に通用する優秀な研究者が集う魅力ある研究拠点を形成し、これまでの学術の体系や方向を大きく変革させることを先導し、新しい学問領域の創成を目指すことが求められています。
Bio2Qでは、マイクロバイオーム(微生物叢)を鍵にしながら、粘膜上皮・免疫・神経・代謝系などによってヒト恒常性がどのように統御されているかという問いにチャレンジします。この取り組みにより、ヒト多臓器円環メカニズムを従来よりも数段高い解像度で理解する新しいライフサイエンスを実行します。収集した超マルチオミクスデータを、AIとともに量子コンピューティング解析し、ヒト表現型の背後に隠れた未知の多臓器連関経路を開拓し、更に浮かび上がってきた仮説をリバーストランスレーションによって実験室レベルで検証し、「因果」を明らかにするという作業循環を構築します。そこで、創造性、独創性に富んだ若手研究者が、Bio2Q研究領域を勘案し、自らが設定した研究課題について、自由な発想で主体的に研究できる場を、Bio2Q研究拠点において提供し、将来国際的に活躍する研究者を育成する制度として、「Bio2Q Jr. PI (特任准教授または特任講師)制度」を実施します。拠点内の公用語は、英語です。
Bio2Qウェブサイト
拠点の概要
拠点の構想
WPIの理念である国際性・多様性の推進の観点から、公正な評価に基づき職務に必要とされている能力が同等と認められる場合は、海外研究者と女性研究者を優先的に採用します。
募集分野および受入研究室
数理科学(純粋数学、応用数学、計算機科学、情報科学、人工知能など)、生物科学(細胞生物学、発生生物学、構造生物学、微生物学、可視化・計測など)、医薬科学(脳神経科学、免疫学、癌、ゲノム科学など)の科学技術分野で、Bio2Qの研究領域に関連性を有するもの。
Bio2Qの研究分野は下記サイトよりご参照いただけます。
https://bio2q.keio.ac.jp/members-list/
募集人数
若干名
応募資格
下記1~3の条件を全て満たす者であること。
- WPI Bio2Qの趣旨、研究領域に基づき、研究を主体的に遂行する意志のある者。
- 博士号を取得している者。
- 2024年3月1日~2025年3月31日に着任可能な者 (応相談)。
勤務地
Bio2Q研究拠点内。メインキャンパスは慶應義塾大学医学部(東京都新宿区信濃町)ですが、研究分野によっては、勤務地が異なる可能性があります。
契約期間
採用日から単年度契約制にて3年間。業務実績等の評価および双方の合意に基づき、更新可能。採用日は、2024年3月1日以降のできるだけ早い時期。事情により応相談。
待遇
- 給与は年俸制で、経験年数及び能力、実績に基づき決定します。
モデル給与:年俸1,000万円程度
- 勤務形態:週実働40時間(応相談)
- 休日(日曜、祝日、年末年始、義塾の定めた日 (福澤先生誕生日1月10日他)
※ 日曜などの休日勤務がある場合もあります
- 社会保険加入。通勤交通費補助。
- 残務手当、賞与、退職一時金は支給対象外。
- 赴任旅費の支給あり。
応募締め切り
2023年12月29日(金)
応募方法
- 慶應義塾Webエントリーシステムより以下の書類をご提出ください。
(URL:https://entry.jinji.keio.ac.jp//index.php?id=wpi-jrpi-2023)
このシステム以外からの応募は受け付けません。
- 提出書類
※書類はすべて英語で作成してください。
- 履歴書
- 研究業績集(論文リスト、研究費等の獲得実績を含めて記載すること)
- 研究計画書(最大3ページ。どのようにBio2Qに貢献できるかについての記載を含めてください。)
- 推薦状(3通)
- 以下のURLより質問にご回答ください。
https://forms.gle/ULrtEjX8MzMxiuiC6
選考方法
書類による一次審査の通過者に対して、英語による面接、公開セミナー(英語)での講演審査を行います。遠隔地の方には、オンライン会議システムを使用して面接を行うことがあります。
問合せ先
慶應義塾大学信濃町キャンパス学術研究支援課(WPI(Bio2Q)担当)人事広報
bio2q_recruiting@info.keio.ac.jp
本公募で得た個人情報は、他の目的に使用することはありません。