国立研究開発法人理化学研究所 脳神経科学研究センター(CBS)チームリーダー 募集(脳科学の研究)
■ 募集概要
■ 脳神経科学研究センターの概要
脳神経科学研究センター(CBS)は、日本の脳科学の中核拠点として、医科学・生物学・化学・工学・情報数理科学・心理学などの学際的かつ融合的学問分野を背景に、遺伝子、分子、細胞から個体、社会システムを含む多階層にわたる脳と心のはたらきの基礎研究と革新的技術開発を進めています。同時に、人間の精神は自分自身が生み出した人工知能やビッグデータといった新しい情報世界とどのように対峙するのか、そして、うつ病、認知症等のさまざまな疾患をどのように克服するのか、といった現代社会が直面する課題の解決に向けた脳研究を展開しています。 詳細は、
https://cbs.riken.jp/jp/(理研CBSホームページ)をご参照ください。
【募集職種、募集人数】
脳神経科学研究センター チームリーダー(研究管理職):3名程度(そのうち半数以上が女性)
【募集概要・職務内容】
CBSは、その母体である脳科学総合研究センター(BSI)の成果を基に、2018年に発足して以来、下記に掲げる研究の柱の達成に向けて、ヒト研究用の超高磁場MRIの導入など新たな研究環境を積極的に整備してきました。この優れた研究環境を最大限に活用し、多様な専門性を持つCBS内外の研究者と密接に連携することにより、多階層にわたる脳と心のはたらきの研究を総合的に推進できる研究者を、チームリーダーとして募集します。新規チームリーダーには、研究室を統括し、研究員等を育成・指導する「研究管理職」として勤務いただきます。脳科学・神経科学分野及びその関連分野について広く公募します。今回の公募では、CBSの強みである研究者の多様性を更に促進するために、採用人員の半数以上が女性となるように配慮します。
CBSが掲げる研究の柱
- ヒト脳高次認知機能解明を目指した研究
人間の脳と心の理解を通じて、ものごとや他人の考えを予測する推察、自分自身を見つめる内省、人との関係を築く社会性など、人間が高度に発達させてきた高次認知機能の解明をめざします。
- 動物モデルに基づいた階層横断的な研究
分子から個体にわたる脳のネットワークを解明することで、脳が機能する原理や脳と身体との関係の理解をめざします。
- 理論・技術が先導するデータ駆動型脳研究
脳の働きをあらゆる面からリアルタイムに計測できる革新的な技術によって蓄積するビッグデータをもとに、より汎用性が高く効率の良いAI開発などへ貢献する新しい理論を提唱します。
- 精神・神経疾患の診断・治療法開発および日常生活向上のための研究開発
精神・神経疾患などの社会が直面している課題の解決に挑戦し、また社会全体の発展や生活の向上につながるイノベーションへの種を蒔きます。
【応募資格】
- 大学卒業以上で博士号取得者が望ましい。
- CBSと理研の優れた環境を活かし、世界最先端の研究を行える方。
- 研究室や研究者コミュニティにおいて、リーダーシップ及びマネジメント能力を有していること。
【勤務地】
理化学研究所 和光地区(埼玉県和光市広沢2-1)
【着任時期】
2023年4月1日以降(応相談)
【書類提出】
詳細は上記のURLをご参照ください。
【応募方法】
【応募締切】
2022年11月15日 午後5時(日本時間)推薦書も含めてすべての提出書類必着
【問合せ先】
脳神経科学研究センター サーチ委員会事務局
お問合せは下記メールにて受け付けます。
E-mail:cbs-search[at]ml.riken,jp
※[at]は@に置き換えてください。