理化学研究所 脳神経科学研究センター
理研CBS-トヨタ連携センター
ユニットリーダー(研究管理職)
2022年4月22日
職種
ユニットリーダー(研究管理職)
募集人員
2名
勤務場所
理化学研究所 脳神経科学研究センター 理研CBS-トヨタ連携センター
(所在地:埼玉県和光市)
研究センターの概要
理研CBS-トヨタ連携センター(以下、本センター)は、理化学研究所 脳神経科学研究センター(CBS)トヨタ自動車株式会社、株式会社豊田中央研究所、および株式会社コンポン研究所が2007年に設立した連携センターです。お互いの利益のみならず、社会に共に貢献するとの立場に立ち、「こころ・知能・機械系における脳科学と技術の統合」に向けて、イノベーティブな成果の創出を図ることを目的としています。
本センターは2023年4月から第5期(3年間)を開始することを計画しており、一人ひとりがイキイキと主体的に働き、活力にあふれるレジリエントな社会を実現するために、個人のwell-beingと集団のwell-beingが相乗的に発展する仕組みの解明とその設計論の構築を目指します。
職務内容
現在、本センターが検討中の下記2テーマのいずれかに沿った研究活動を基本として、研究室を統括し、研究員等を育成・指導するユニットリーダー(研究管理職)として勤務いただきます。
- テーマ1:身体性に由来する共感性の解明、および現実・バーチャル空間における 共感の構築・強化
研究テーマ例:
- ワタシ(I)とワタシタチ(We)の接合・境界領域の脳科学
- 身体性に起因する共感の脳科学
- 自己と他者の身体と心の境界と関係に関するメタ認知の研究
- バーチャル空間特有の大規模な共感の理解と構築、またその倫理的な検討
- テーマ2:個人がイキイキと働くための組織・規範設計論に資するモデル構築
研究テーマ例:
- 集団で共有される価値観(文化・規範・常識)の発生と伝播のメカニズム解明
- 集団における信頼と共感、それらの時間発展の数理モデル構築
- 脳科学に基づく個人と集団の利他性のメカニズムの数理モデル設計
- 集団における意識・知性の発生原理の探求
- 本センターの特徴は産業界との強い連携であり、本ユニットリーダーには、世界トップレベルの研究成果を挙げることに加え、研究目標の設定および研究計画立案の段階から研究遂行の全過程にわたって、トヨタ自動車、豊田中央研究所、コンポン研究所との密接な議論と合意形成および連携と協力のもとに取り組み、産業界や社会の求める研究成果を挙げ、応用展開まで推し進め、社会・産業界に還元することが求められます。
- 理化学研究所の設備・人的リソースを活かした研究活動が可能です。
- トヨタ側との協議のもと、科研費等の外部資金への応募可能です。
- ユニットリーダーが選定する数名の研究員・テクニカルスタッフとともに、独立性をもって研究を進めていただきます。
- 動物実験はできません(詳細はお問い合わせください)。
資格等
以下の全てを満たす人
- 大学卒業者で博士号を有すること
- 上記職務内容に記載のテーマに関して世界最先端の研究を行う能力を有し、それを根拠づける研究業績を有すること
- 上記職務内容に記載のとおりに、トヨタ自動車、豊田中央研究所、コンポン研究所との密接な連携の下、社会や産業界に貢献する研究を行うことができ、そのことに前向きであること
- 研究室や研究者コミュニティにおいて、リーダーシップ及びマネジメント能力を有していること
- 国籍は問わないが日本語が堪能な方
雇用期間
- 単年度契約の任期制職員で、評価により採用日から2026年3月31日を上限として再契約可能。
- ただし、能力、契約満了時の業務量、勤務成績、勤務態度、所属しているセンター等若しくは研究室等又は従事しているプロジェクトの存続及び当研究所の経営の状況、予算状況等により、再契約可能期間については変更になる場合もあります。BTCCが存続しない場合は、再契約可能期間の延長はありません。また、原則として65歳を超えての再契約は行いません。
- 2013年4月1日以降の当研究所との有期雇用の通算契約期間が10年を超えることはありません。
ただし、当研究所に在籍歴がある方はこれによらない場合があります。詳細は「理化学研究所との有期雇用の通算雇用契約期間に関して 」をご参照ください。
試用期間
原則、試用期間有り(2ヵ月)。
勤務形態
就業時間は、9:00~17:20(休憩 12:00~12:50)。
休日:土日、祝日、年末年始(12月29日-1月3日)、当研究所設立記念日。
休暇は、年次有給休暇(採用月に応じて最大年20日)、特別有給休暇(看護、介護など)、ワークライフバランス休暇(採用月に応じて最大年7日)など。
その他、産前産後休業、育児休業、介護休業制度等あり。
理化学研究所では、新型コロナウイルス感染拡大防止措置のため、時限的・特例的な対応として、在宅勤務を導入しています。研究所の指示により在宅勤務とすることがあり得ます。また、所属長の許可のもと、在宅勤務を選択することが可能です。
給与等
給与は、経験、能力、実績に応じた年俸制で、通勤手当、住宅手当の支給有り。
社会保険
社会保険の適用有り。理研共済会(互助組織)に要入会。
応募方法
提出書類一式をPDFファイルで作成し、応募フォーム より登録をお願いいたします。(推薦書については、推薦者と直接連絡の取れるメールアドレスを応募フォーム内指定箇所に入力してください。推薦者に自動的に推薦書作成の依頼が送付されます。)
応募書類は返却できませんので予めご了承下さい。
[提出書類]
全ての書類は、日本語で記載して下さい。(推薦書は英文可)
- 履歴書 Excel (157KB)(写真貼付、現住所、連絡先(電話・メールアドレス)、職歴、学位、研究経歴、現所属、身分、資格など)
*公募タイトルに記載されている公募番号(W22019)を履歴書の備考欄等に明記して下さい
- 研究業績一覧(原著論文、総説、特許、などに分けて記載)
- これまでの研究概要および成果
- 今後の研究計画
- 主要論文(5編以内、(3)の研究業績一覧内の当該論文のタイトルをハイライトすること)
- 推薦書 3通(現在の所属長を含む。以下※参照。)
申請者は、推薦書を3名に依頼の上、(推薦者の氏名、E-mailアドレス、応募者との関係)を登録画面に記入し、推薦者には自動的に推薦書作成の依頼が送付される旨をお伝えください。
推薦書の宛先は、「理化学研究所 理事長 五神真 宛」(英文の場合はDr. Makoto Gonokami, President, RIKEN)とし、推薦者の連絡先(名前、所属、職名、電話番号、メールアドレス)をご記載ください
現在の所属長から推薦書をもらうのが困難な場合等は、第三者による推薦書も可。
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EU一般データ保護規則(GDPR)に基づく個人情報の取扱に関する同意書
欧州経済領域(EEA)に居住されている方のみ、上記の同意書をご提出ください。
EU一般データ保護規則(GDPR)の詳細は、下記をご参照ください。
European Commission(英語サイト)
応募締め切り
2022年6月23日(木)推薦書も含めてすべての提出書類必着
(各自の応募書類到着後、順次、書類審査を行います)
選考方法
書類審査後、選考通過者のみ、面接選考を実施します。(対面またはオンライン)
問い合わせ先
〒351-0198 和光市広沢2-1 理化学研究所
脳神経科学研究センター 脳神経科学研究推進室 理研CBS-トヨタ連携センター採用担当
お問合せは下記メールにて受け付けます。
E-mail:cbs-btcc-search [at]ml.riken.jp
[at]は@に置き換えてください。
応募は本メールからは受け付けません。【応募方法及び締切日】をご参照ください。
その他
提出して頂いた書類は、国立研究開発法人理化学研究所個人情報保護規程に則り厳重に管理し、採用審査の用途に限り使用されます。これらの個人情報は正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。