ヘルシンキ大学 ポスドク募集のお知らせ
Namba group (Neuroscience Center, HiLIFE, University of Helsinki)ではポスドクを1名募集しています。どのようにヒト脳、特に大脳新皮質が進化してきたのか、そしてそのメカニズムの疾患への関連は? 興味がある方はぜひとも一緒に研究をしましょう!
研究テーマ
- ヒト胎児脳に存在する神経前駆細胞のメタボローム解析
- ヒト胎児脳、マウス胎仔脳、およびオルガノイドを用いた代謝関連分子の機能解析
- 小頭症患者でみられる代謝関連遺伝子異常のヒト神経前駆細胞での機能解析
このプロジェクトは、難波が主導するドイツ、フランス、ベルギーとの共同研究コンソーシアムERA-NET NEURON MEPIcephaly (https://www.neuron-eranet.eu/projects/MEPIcephaly/)の一環として遂行されます。
参考文献
Namba T et al., Metabolic regulation of neocortical expansion in development and evolution. Neuron, 109:408-419, 2021
Namba T et al., Human-specific ARHGAP11B amplifying basal progenitors in developing neocortex operates in mitochondria to enhance glutaminolysis.
Neuron, 105:867-881, 2020.
応募資格
- Ph.D. またはM.D. Ph.D. を有し(または着任までに取得見込み)、神経科学、生化学、細胞分子生物学等の知識・経験がある方。
- 英語による基本的なコミュニケーションが可能な方(英語能力に関しては海外に出ることによって上達しますので、そこまでの心配は必要ないです)。
- マウスやオルガノイド等を用いた神経発生研究の経験者を求めていますが、必須ではありません。
着任時期
2022年4月から可能です。個別の事情に対応いたします。
待遇
給与はヘルシンキ大学の規定によりますが、経験・能力等を考慮して決定します。単年契約になりますが、成果に応じて更新可能です。複数年在籍し、よい研究成果を発表し将来的にPIになってやろうとの意欲のある方、大歓迎です。サポートは惜しみません。
ヘルシンキ大学HILIFEは大学病院と同じ敷地内に位置しており、基礎及び臨床医学研究が盛んです。充実した共通機器を最大限に活用し、効率よく研究を進めることが可能です。また、フィンランド、特にヘルシンキは森と海に囲まれた、自然が豊かな非常に住みやすい都市です。日本語補習校や公立のインターナショナルスクールなどもあり、家族で生活するのにも最適な環境です。
応募書類
- CV
- これまでの研究概要と本研究への興味と意欲、将来のキャリアプラン
- 推薦者2名以上の連絡先
以上を一つのPDFファイルとしてemailにて送付してください。
応募書類送付先、問い合わせ先
難波隆志
Takashi NAMBA, Ph.D.
Neuroscience Center, HiLIFE - Helsinki Institute of Life Science University of Helsinki
email:
takashi.namba@helsinki.fi