[公募情報] 研究員・教職員募集

テキサス大学サウスウェスタン医学センター
(UT Southwestern Medical Center)
精神科・神経科学部門・山本研究室 
ポスドク募集(米国Texas州・Dallas市)

NIMH(米国国立精神衛生研究所)よりサポートを受けている山本研究室ではポスドク研究員を募集します。理想的な受入れ開始時期は2022年度4月を予定していますが、相談の上それ以前でも受入れ可能です。
 本研究室では主に記憶・学習メカニズムの詳細なミリ秒スケールでのシステム的理解を目指しています。げっ歯類(マウス及びラット)の海馬とそれに隣接する大脳皮質間における協調的な神経活動を大規模in vivo多点同時記録法と様々な遺伝子ツールを組み合わせてリアルタイムな行動ならびに脳波・神経活動を詳細に解析しています。特に本プロジェクトではPIが先に発見した海馬・嗅内皮質間の特異的なバースト現象(Yamamoto and Tonegawa, Neuron, 2017, Yamamoto et al, Cell, 2014)を更に拡張して詳細なメカニズムを明らかにするため、エピソード記憶における各エレメントのダイナミックな統合の脳内メカニズムの解明に研究の主眼を置いています。またその延長線上で記憶関連領野間での協調的な脳波・神経活動の異常を本メディカルセンター内の他研究室と共同で、アルツハイマーや統合失調症のモデルマウスでも調べています。
 UTSWTexas州内の他の医学研究センター群とともにアメリカ南部を代表する一大研究拠点にあり、ニューロサイエンスの基礎研究は非常に層が厚いことで知られています。また本研究室の隣には遺伝学を駆使して記憶・学習に関わる神経回路を網羅的に研究している北村貴司研究室があり、普段より相補的かつ協調的な連携を取りながら(世界トップクラスの)研究を進めているのも他では経験できない本研究室のユニークな特徴です。
 UTSWのあるTexas州北部Dallas市は現在、全米でも屈指の再開発が行われておりToyota自動車が巨大なヘッドクオーターを建てるなど、日本人コミュニティーが急速に拡大している新興的な地域です。それに伴い日系を含むアジア系の商店や飲食店も急拡大していて、日々の暮らしで日本が恋しくなることは殆どないと言っても過言ではありません。
参考論文
  1. Yamamoto J, Suh J, Takeuchi D, Tonegawa S. Successful execution of working memory linked to synchronized high-frequency gamma oscillations. Cell. 2014 May 8;157(4):845-57. PubMed PMID: 24768692.
  2. Yamamoto J, Tonegawa S. Direct Medial Entorhinal Cortex Input to Hippocampal CA1 Is Crucial for Extended Quiet Awake Replay. Neuron. 2017 Sep 27;96(1):217-227.e4. PubMed PMID: 28957670; PubMed Central PMCID: PMC5672552.
  3. Yamamoto J, Wilson MA. Large-scale chronically implantable precision motorized microdrive array for freely behaving animals. J Neurophysiol. 2008 Oct;100(4):2430-40. PubMed PMID: 18667539; PubMed Central PMCID: PMC2576215.
  4. Osanai H, Kitamura T, Yamamoto J., Hybrid Microdrive System with Recoverable Opto-Silicon Probe and Tetrode for Dual-Site High Density Recording in Freely Moving Mice., J Vis Exp. 2019 Aug 10;(150)., PMID: 31449259
応募資格
  • 神経科学分野あるいは計算機科学分野で博士号取得、もしくは着任時に取得見込みの方。在学中に英文の筆頭著者論文を持つ方は特に歓迎します。
  • 在学中にin vivo電気生理の経験がある方を優先しますが、ライブイメージング等の大規模な神経活動をモニターした経験があり、これから多領野間の神経細胞の大集団をミリ秒スケールで理解したいチャレンジ精神旺盛な方なら大歓迎です。
  • 解析には主にMatlabとC++, Pythonを用いているので、それらの言語である程度解析ツールを構築できるのが望ましいです。
  • 既存のアイディアから抜け出せる柔軟な思考の方を特に歓迎します。
採用に当たって
時期はコロナがある程度収束するであろう2022年春を予定しています。しかし自ら何らかのフェローショップを持って来れる方は採用を随時受け付けます。採用はNIHに準拠する給与レベルで単年度契約かつ更新可能とする方針です。またこれからフェローシップに応募を考えられている方は、応募段階から相談に乗ることが可能です。PIはNIMH R01の他に日本学術振興会、住友財団、NARSAD、Whitehall Foundationなど採択経験があります。
応募書類
  1. C.V.(これまでの研究業績や職歴等)
  2. 今後の研究およびキャリアに関する現時点での目標(1ページ)
  3. 推薦者2名の連絡先emailおよび応募者との関係
これらを単独のPDFファイルにしてJun.Yamamoto (at) UTSouthwestern.edu へ送付して下さい。
 
PI所属先
Jun Yamamoto, Ph.D., Assistant Professor
Department of Psychiatry, Neuroscience Division
The University of Texas Southwestern Medical Center
NE5.310, 5323 Harry Hines Blvd, Dallas, TX 75390, USA
https://profiles.utsouthwestern.edu/profile/173194/jun-yamamoto.html
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