[公募情報] 研究員・教職員募集

京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)
精神・神経生物学グループ(雨森グループ)特定研究員(ポスドク)募集

精神・神経生物学グループ(雨森グループ)
特定研究員(ポスドク) 募集要項

京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)

2020年9月16日

京都大学から申請していたヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)の設立構想が文部科学省WPI拠点として採択されたことを受けて、平成30年10月30日付で京都大学高等研究院にヒト生物学高等研究拠点が設置されました。
ヒト生物学高等研究拠点では、精神・神経生物学グループ 特定研究員(ポスドク) 採用のため、以下のような公募を行います。

1.職位:
特定研究員(ポスドク)

2.採用人数:
1名

3.所属・勤務場所:
京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点
606-8501京都市左京区吉田近衛町

4. 資格等:
1. 博士の学位を有する者。
2. 優れた研究業績・研究能力等を有し、大学院生の指導ができる者。
3. 研究プロジェクトを管理、発展させることができる者。
4. 英語による高いレベルのコミュニケーションが可能な者。

5. 着任時期:
2020年11月1日以降。

6. 任期・試用期間:
原則5年間(年度更新、最初の雇用期間は2021年3月31日まで)
試用期間6か月

7. 勤務内容:
ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)では、ヒト及び非ヒト科霊長類を主な研究対象とし、ヒトに付与された特性の獲得原理とその破綻を究明する先進的ヒト生物学を創出、革新的医療開発の礎を形成することを目指します。本研究拠点の主要目標は、1)ヒト生物学の基幹領域、特に生殖・発生・発達・老化さらには遺伝・進化の分野において、ゲノム制御解析や病態モデルの作製を集中的に推進し、傑出した成果を輩出すること、2)多分野を融合した学際的な方法論により種差の表出原理を解明し、モデル生物から得られた知見をヒトへと適切に外挿すること、3)霊長類での難病モデルの作出や遺伝子機能の解析を推進すること、4)鍵となるヒト細胞系譜や組織の再構成系を樹立し、多層的な情報に基づく厳密な検証を行うこと、5)ヒトや非ヒト科霊長類の試料の適切な使用に関する倫理や、創出される研究成果の意義や価値に関する哲学を創生することです。
 精神・神経生物学グループ(雨森グループ)は、「ヒトに付与された特性の理解」を目指して、ヒトと相同な大脳辺縁系を有するマカクザルを対象に領野間相互作用を支える神経基盤を明らかにし、情動・認知システムの体系的な研究を行います。特に (1) 微小電気刺激とfMRIの組み合わせによる不安生成に関わる神経ネットワークをマカクザルで同定し、電気生理学的な記録により、不安生成に関わる神経メカニズムを解明することを目指します。更に、「ヒトに付与された特性の破綻による病態解明」を目指して、(2) 辺縁皮質-大脳基底核-ドーパミン回路に焦点を当て、辺縁皮質が不安や気分障害を引き起こすメカニズムを解明します。化学遺伝学などの遺伝学的手法を導入し、不安の生成メカニズムを解明します。こうした神経生理学の体系的な研究を踏まえて、将来的には遺伝子改変マカクザルにおいて、病態モデルの研究へと発展させます。精神・神経生物学グループの詳細については、以下のホームページを参照してください。
 ※精神・神経生物学グループ ホームページ: https://sites.google.com/view/amemorigroup/
 (京都大学のアカウントでGoogleにログインされている方は、ログアウトした状態で閲覧ください)
ASHBiでは、これらのミッション遂行を加速させる能力を有した特定研究員(ポスドク)を募集します。候補者は優れた研究を行い、上記の研究計画を遂行していくことが期待されています。マカクザルの神経生理学に専門性を有する方が望ましいですが、それだけでなく、広く神経科学の分野から適任者を探しています。

8. 勤務形態:
専門業務型裁量労働制(週38時間45分相当、1日7時間45分相当)
休日:土・日曜日、祝日、年末年始、創立記念日及び夏季一斉休業日

9. 給与:
本学支給基準に基づき支給(年俸制)。

10. 手当:
諸手当は支給なし。

11. 社会保険:
文部科学省共済組合、厚生年金、雇用保険及び労災保険に加入。

12. 応募締切:
適任者を決定するまで募集します。

13. 選考方法:
書類選考及び必要に応じて面接選考を行います。

14. 応募方法及び必要書類:
応募書類は、記入要領(“Application Guidelines”)に従い英語で作成し、電子メールに添付して提出してください。

送付先: ASHBi-recruit@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

15. その他:
提出いただいた書類は、採用審査にのみ使用します。正当な理由なく、第三者へ開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。本大学は男女共同参画を推進しており、女性研究者の積極的な応募を期待します。
京都大学では、受動喫煙の防止を図るため、すべてのキャンパスにおいて喫煙場所に指定された場所を除き、屋内外での喫煙を禁止しています。

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