[公募情報] 研究員・教職員募集

カリフォルニア大学アーバイン校医学部・
Center for the Neurobiology of Learning and Memory
五十嵐研究室 ポスドク募集


カリフォルニア大学アーバイン校医学部
・Center for the Neurobiology of Learning and Memory
五十嵐研究室 ポスドク募集

 

カリフォルニア大学アーバイン校医学部 神経科学・解剖学科の 五十嵐研究室では、(i)記憶の基礎的な回路メカニズム解明と、(ii)この回路機構のアルツハイマー病における変性を明らかにすることを目指しています。
今回、新しいグラント(NIH R01)取得に伴い、ポスドクを募集します。

 

プロジェクト
五十嵐研究室では「連合学習を可能とする回路メカニズム」の解明を目指して研究を行っています。
この目標のため、
 - in vivo多点電気生理学法
 - 光遺伝学操作
 - カルシウムイメージング法(GCaMP photometry)
 - 免疫組織化学法
 - 行動学
の技術を遺伝子改変マウスに用いて研究を行っています。
私たちの研究室では大きな発見につながる見込みの高い結果が出ており、このプロジェクトに従事して頂きたいと考えていますが、同時に独自プロジェクトを行うことも大歓迎です。より詳しくプロジェクト内容について知りたい方は、五十嵐までメールしてください。

 

Requirement

  • - 神経科学分野で博士取得、もしくは取得見込みで、一報以上の筆頭著者論文を持つ方。
  • - In vivoまたはin vitro電気生理学の技術・実績を持つ方を希望しますが、プログラミング(Matlab等)の経験がありin vivo電気生理学を習得したい方も受け入れます(その場合は懇切な指導を行います)。
  • - 主要誌に論文を発表し、ポスドクの後PIとして独立する野心のある方。
 

五十嵐研究室
研究室には現在ポスドク2名、大学院生2名、学部生2名、テクニシャン2名が在籍しています。研究室はこれまでWhitehall Foundation, Brain Research Foundation, Alzheimer’s Association, およびJSTさきがけからのグラントによってサポートされています。
https://www.jst.go.jp/kisoken/presto/project/1112076/1112076_2016.html
ラボでは毎朝short journal clubを行っており、プレゼンスキルとディスカッションスキルのトレーニングを行っています。五十嵐自身プロジェクトを持って実験を行っており、新しいメンバーには五十嵐が実験の指導を行っています。また、大きなラボでは行うことの難しい、ディスカッションやキャリアについての指導を懇切丁寧に行っています。日本人が2名在籍していますが、研究室では日本語は控えて頂きます。
より詳しくは、以下を参照してください:
https://faculty.sites.uci.edu/igarashilab/igarashi-lab-2019/

 

研究環境
カリフォルニア大学アーバイン校は、脳科学、特に記憶研究分野ではトップレベルの実績を持つ大学です。研究室の属するCenter for the Neurobiology of Learning and Memory (https://cnlm.uci.edu/ )が2年に一度主催するLearning & Memory Meeting (http://learnmem2018.org/)には全世界から記憶研究に携わる主要な研究者が集まるなど、記憶研究のメッカとして認知されています。

 

アーバインの住環境

  • - アーバイン市はロサンゼルス都市圏の中にありますが、ロサンゼルス市街とは異なり大変治安がよく、家族連れの方にも安心して暮らせます。
  • - アメリカの大都市では住宅価格がとても高く、サンフランシスコ等ではアパートが月20万円以上かかりますが、UC Irvineでは大学構内にポスドク用のアパートを用意し、月13万円ほどで生活できます。
  • - アーバインでは日本食材がとても手に入りやすく、日本とほとんど変わらない生活ができます。
  • - 南カリフォルニアの素晴らしい気候が楽しめます。
  • - 海(車で10分)やスキー(車で1時間半)などが楽しめます。

日本・ヨーロッパ・アメリカを経験した五十嵐の私見では、アーバインは留学先としてはトップクラスの、「楽しく住める町」です。

 

想定されるキャリアパス
五十嵐ラボではこれまでに、2名の日本人ポスドクが在籍しています。

  • - 1名は2年在籍中に論文2報を書き、日本の大学の助教として帰国しました。
  • - 1名は着任後半年で日本の大学の助教としてオファーを獲得しました。現在論文を執筆中です。

このように、これまでの在籍者は極めて順調なキャリアパスをたどっています。研究室で学べるマウスシステム脳科学の技術は、ラボを卒業した後どこに行っても通用する技術です。また、研究室ではコミュニケーションスキル(プレゼン、ディスカッション)の教育に力を入れています。
今後、PIとして独立する意欲のある方に来て頂き、ラボからPIを生み出したいと考えています。

 

待遇
カリフォルニア大学のポスドク給与規定によります(家族手当あり)。一年ごとの契約更新ですが、数年在籍して主要な論文を発表する意欲のある方を希望します。

 

採用時期
なるべく早い時期を希望しますが、応相談です。留学にはビザ申請などの手続きもあり、数ヶ月の準備期間がかかることに留意してください。

 

応募方法

  1. これまでの研究の概要、今後の研究の目標と将来の研究者としての目標を記したカバーレター(A4 1-2枚)
  2. CV
  3. コンタクト可能な推薦者2-3名の名前と連絡先

以上を一つのPDFファイルにして kei.igarashi@uci.edu までお送り下さい。
候補者には最初にskypeでの一次面接を行い、その後実地の二次面接を行ってプレゼンを行って頂きます。面接の際のアーバインまでの旅費は支給します。

 

五十嵐 啓 (Kei Igarashi, Ph.D.)
Assistant Professor
Department of Anatomy and Neurobiology
Center for the Neurobiology of Learning and Memory
University of California, Irvine

 

kei.igarashi@uci.edu
www.igarashilab.org

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