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第43回日本疼痛学会 開催迫る

日本神経科学学会会員のみなさま
私が会長を務める第43回日本疼痛学会が今週末(2021年12月10日(金)、11日(土))に迫りました。オンデマンド配信は、2021年12月23日(木)〜2022年1月11日(火)です。
https://cs-oto3.com/jasp2021/
ご存じのように、2021年のノーベル医学生理学賞受賞者の一人は、アメリカ カリフォルニア大学サンフランシスコ校のDavid Julius教授です。私は1996年から1999年にJulius研究室に在籍して、受賞業績であるカプサイシン受容体TRPV1の遺伝子クローニングと機能解析に携わりました。TRPV1の発見は、世界の「分子からの痛み研究」を大きく推進しました。Julius教授がノーベル医学生理学賞を受賞される年に私が日本疼痛学会会長を務めることに運命を感ぜずにはいられません。加えて、1997年のカプサイシン受容体遺伝子クローニング論文の筆頭著者の現ジョンズホプキンス大学Michael Caterina教授に特別講演を賜ることもこの上ない幸せです。カプサイシン受容体遺伝子クローニングのインサイドストーリーをうかがえるものと思います。また、David Julius教授から第43回日本疼痛学会宛てのビデオメッセージをいただきました。
素晴らしい数々の企画をより多くの方に楽しんでいただくために、大会参加費は所属学会に関係なく「医師10,000円、医師以外5,000円、学生無料」とすることに決定しました。ご理解を頂戴できるとうれしいです。
痛み研究に興味をお持ちの一人でも多くの日本神経科学会会員が本大会に参加してくださることを、心から願っています。
第43回日本疼痛学会会長 富永真琴
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