関本幸・クリストファー・ブラウン著
「Race and the Senses: The Felt Politics of Racial Embodiment」
合評会開催のご案内
開催趣旨:人種をめぐる従来の研究においては、社会的構築物としての人種や人種的差異がいかに「見られるか」に力点がおかれてきました。顔身体科研でもご発表頂いた関本幸先生とクリストファー・ブラウン先生の新著『人種と様々な感覚』(Race and the Senses: The Felt Politics of Racial Embodiment, Routledge, 2020)においては、人種や人種的差異が視覚だけでなく、複数の感覚を通じて「感じられる」ことに焦点があてられ、そうした感覚が科学的には存在しない「人種」の再生産や、それに基づく人種差別にいかに関連しているかが論じられます。
本合評会では、顔身体科研の哲学班・人類学班・心理学班で活躍する若手研究者にご登壇頂き、関本先生への質問・コメントを通じて、本著作の意義や分析の拡がりについて議論を深められたらと思います。
人種や人種差別に関心をもつ人は必読の本となっておりますので、多くの方のご参加をお待ちしております。
日時:
2021年3月17日(水) 10:00-12:35(日本時間)
会場:
Zoom開催
参加費:
無料・要参加登録
参加登録は以下よりお願いします。
プログラム(敬称略):
10:00–10:05 開始あいさつ
10:05–10:25 書籍の概要(関本幸・ミネソタ州立大学・著者)
10:25–10:40 発表(野々村伊純・東京大学)
10:40–10:55 発表(國領佳樹・立教大学)
10:55–11:10 著者からの応答
11:10–11:15 休憩
11:15–11:30 発表(後藤真実・東京外国語大学)
11:30–11:45 発表(小林恵・愛知県医療療育総合センター発達障害研究所)
11:45–12:00 著者からの応答:
12:00–12:30 フロア質疑
12:30–12:35 終了あいさつ
お問い合わせ:
contact[at]kao-shintai.jp ( [at]を@に変えて送信してください)まで